新潟県燕市にある金属加工メーカー株式会社シンドー。従業員約90人、商品開発やOEM生産、材料販売などのモノづくりを中心事業としながら、理念経営に力を入れています。その一環として2022年10月にエンゲージメント活動をスタートした同社は「社員の幸せ」と向き合いながら、ボトムアップ型の組織づくりにチャレンジしています。
これまでのエンゲージメント活動は、4つのフェーズに分けられます。フェーズ1では、全8部門から各2人ずつ推進メンバーを選出することからスタートしました。推進メンバーは、自部門のエンゲージメントスコアを振り返り、それをレポートにまとめ、月1回、他部門と共有する「全体振り返り会」を開始しました。フェーズ2では、推進メンバー以外の社員も参加する「部門振り返り会」を開始しました。これにより、部門の話し合いを経てから全体振り返り会が行われるようになり、より多様な社員の声が反映されました。また、社内報の配信を開始し、横のつながりを強めました。 フェーズ3では、経営層からの発信を強化しました。具体的には、エンゲージメントサーベイに寄せられるコメントに対する経営層からの返答や、エンゲージメント活動に関連する表彰制度の導入など、経営と現場をつなぐ取り組みを進めました。例えば、シンドーが大切にしたい価値観をテーマに、部門の垣根を超えて対話する「心動 FORUM」というオープンディスカッションの場を設けました。これには社員から多くの反響がありました。意識しているのは、活動の根底に「自社らしさ」を据えながら、「より良い状態を目指す」ことです。具体的には、例えば理念に掲げる「社員やその家族の幸福、心の豊かさに対して、私たちはどうあるべきか」といった問いを常に意識しています。この問いこそが、シンドーがエンゲージメント活動を行う意義そのものになると考えているからです。 また、自分一人だけで答えを出さないことも意識していて、そのためにも「問い」を活用します。周囲の方に「どう思いますか?」と聞いて意見交換をすることや、先ほども触れた月に一度開催する「部門振り返り会」や「全体振り返り会」でも問いを立てて、多様な意見を聴くことを意識しています。そうですね。全体振り返り会では、エンゲージメントサーベイに寄せられたコメントを活用し、例えば「もし自分がシンドーの経営層だったら、このコメントにどう回答するか」といったお題を立てて推進メンバーで対話しました。 このような“立場を仮定した問い”を用いることで、第三者の立場になって考える機会をつくり、考え方の幅を広げています。実際に参加者からは、「自分にはなかった視点に気付いた」「他者の考えに触れることで、自分の考えが広がった」といった声が寄せられています。これには私も同じ感想です。 部門振り返り会では、普段なかなか考えたり話したりしない「自部門の好きなところ」をあえてお題にしたりしました。これにより、自分の思考を内省したり、考えを共有することで自己開示が促されたり、互いの認識を深め合うことができます。「〇〇さんの意見は意外だった!」や、「自部門の良さはやっぱりここだよね」など、互いに再確認する機会になりました。 ちなみにそこで出た大切にしたい自部門の好きなところを3つにまとめた「大事MANトリオ」をデザインし、各部門のデスクなど、見えるところに置いてもらったりもしました。日々の業務の中で忙しくて大変な時、みんなで決めた自分たちらしさがふと目に入れば、「私たちってこうだったな」と立ち返れるのではないかと考えます。.
これまでのエンゲージメント活動は、4つのフェーズに分けられます。フェーズ1では、全8部門から各2人ずつ推進メンバーを選出することからスタートしました。推進メンバーは、自部門のエンゲージメントスコアを振り返り、それをレポートにまとめ、月1回、他部門と共有する「全体振り返り会」を開始しました。フェーズ2では、推進メンバー以外の社員も参加する「部門振り返り会」を開始しました。これにより、部門の話し合いを経てから全体振り返り会が行われるようになり、より多様な社員の声が反映されました。また、社内報の配信を開始し、横のつながりを強めました。 フェーズ3では、経営層からの発信を強化しました。具体的には、エンゲージメントサーベイに寄せられるコメントに対する経営層からの返答や、エンゲージメント活動に関連する表彰制度の導入など、経営と現場をつなぐ取り組みを進めました。例えば、シンドーが大切にしたい価値観をテーマに、部門の垣根を超えて対話する「心動 FORUM」というオープンディスカッションの場を設けました。これには社員から多くの反響がありました。意識しているのは、活動の根底に「自社らしさ」を据えながら、「より良い状態を目指す」ことです。具体的には、例えば理念に掲げる「社員やその家族の幸福、心の豊かさに対して、私たちはどうあるべきか」といった問いを常に意識しています。この問いこそが、シンドーがエンゲージメント活動を行う意義そのものになると考えているからです。 また、自分一人だけで答えを出さないことも意識していて、そのためにも「問い」を活用します。周囲の方に「どう思いますか?」と聞いて意見交換をすることや、先ほども触れた月に一度開催する「部門振り返り会」や「全体振り返り会」でも問いを立てて、多様な意見を聴くことを意識しています。そうですね。全体振り返り会では、エンゲージメントサーベイに寄せられたコメントを活用し、例えば「もし自分がシンドーの経営層だったら、このコメントにどう回答するか」といったお題を立てて推進メンバーで対話しました。 このような“立場を仮定した問い”を用いることで、第三者の立場になって考える機会をつくり、考え方の幅を広げています。実際に参加者からは、「自分にはなかった視点に気付いた」「他者の考えに触れることで、自分の考えが広がった」といった声が寄せられています。これには私も同じ感想です。 部門振り返り会では、普段なかなか考えたり話したりしない「自部門の好きなところ」をあえてお題にしたりしました。これにより、自分の思考を内省したり、考えを共有することで自己開示が促されたり、互いの認識を深め合うことができます。「〇〇さんの意見は意外だった!」や、「自部門の良さはやっぱりここだよね」など、互いに再確認する機会になりました。 ちなみにそこで出た大切にしたい自部門の好きなところを3つにまとめた「大事MANトリオ」をデザインし、各部門のデスクなど、見えるところに置いてもらったりもしました。日々の業務の中で忙しくて大変な時、みんなで決めた自分たちらしさがふと目に入れば、「私たちってこうだったな」と立ち返れるのではないかと考えます。
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